芸術をとおして病気の子どもたちを支援する

「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」開始

東京藝術大学の教授や学生がつくるアーツが、病気と闘う子どもたちを笑顔に

病院の施設内にアーツ(美術、絵画、音楽など)を施し、療育*に取り組む「アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト」の支援を、本 年4月よりスタートしました。このプロジェクトの制作担当は東京藝術大学の教授や学生で、こども病院の医療施設に合わせた療育アーツを施します。

第1弾は東京藝術大学の松下 功 副学長、藤崎 圭一郎 教授の協力を得て、長野県立こども病院でプロジェクトを開始。年内に完成することを目指し、子どもたち は何を必要としているのかを知るために、現地を視察してきました。そこでは、起き上がることが困難な子どもも多数いることを実感し、子どもたちが見つめる 天井や壁の上部などへの絵画などを計画しています。

長野県立こども病院の院長も、「主に重症心身障害の子どもたちにとって、アーツと医療のコラボが良い方向に動くことをのぞみます」と、期待されています。

ニュー スキン ジャパンでは医療的ケアが必要な子どもが年々増えている日本国内の現状を踏まえ、療育支援の大切さを感じて当プロジェクトを始動しました。
これからも多くの輝く未来と笑顔につながるためのサポートを続けてまいります。

* ことばや身体機能など、発達に遅れのみられる子どもについて、生活への不自由をなくすようにトレーニング・教育を行うこと

入院している患者の中には起き上がることができず、1日のほとんどを室内で過ごす子どもがたくさんいます。そこで、横になった状態でも視界に入りやすい天井や壁の上部などへの絵画を企画しました。また、触れることのできる美術や癒しをもたらす音楽なども研究していく予定です。

視察時にメンバーから出た言葉は「(施設内に)泊まるところはありませんか?」。病院へ泊まり込み、地域の環境や子どもたちの病院での暮らしを見て体験すると共に、医師や看護師の意見も踏まえ制作を進めたいと思ったそうです。メンバーが感じた、素晴らしい安曇野の自然、四季折々の恵みを表現できるようなアーツを目指します。

【第1弾の取り組みは「長野県立こども病院」でスタート】

全国でも数少ない小児救急センターのひとつで、長野県をはじめ、その周辺地域からも子どもを受け入れています。また、同県内の小児重症患者へ迅速に対応 できるよう、ドクターカー体制を整備するなど、高い医療サービスを誇っています。

http://nagano-child.jp/

長野県立こども病院
エントランス

【アーツ・イノベーション フォース フォー グッド・プロジェクト メンバー】

東京藝術大学では、社会に貢献あるいは変化をもたらすために、アーツとスポーツ、サイエンスを融合し、新たな価値を創造する試みを行っています。この活 動の中心である松下 副学長や藤崎 教授、学生たちが協力し、異なる分野を融合させたアーツ制作を目指します。

▶メンバー
企画・研究・プロデュース
東京藝術大学
 松下 功 副学長
 藤崎 圭一郎 教授(美術学部デザイン科)
 丸山 素直 非常勤講師(美術学部デザイン科)
 三好 大輔 非常勤講師(美術学部デザイン科)

▶監修
一般社団法人アーツ・イノヴェーション・プロジェクト
 三好 泉 事務局長

松下 副学長をはじめとするプロジェクトメンバーとニュー スキン ジャパン 代表取締役社長 小林 和則が長野県立こども病院を視察。原田 順和 病院長と共に。

松下 功 プロフィール画像

<松下 功 プロフィール>

東京藝術大学 副学長
東京藝術大学 演奏藝術センター 教授
日本作曲家協議会 会長

東京藝術大学、同大学院修了
ベルリン芸術大学に留学
1986年までベルリンに滞在し創作活動を行う
1986年 第7回入野賞受賞
1998年 長野冬季オリンピック文化プログラム・オペラ「信濃の国・善光寺物語」や開閉会式選手入場の音楽を作曲
2000年 和太鼓協奏曲「飛天遊」が、ベルリンフィル・サマーコンサートで演奏され好評を博す
1999年〜2004年および2014年から現在までアジア作曲家連盟会長を務める